ブロック暗号IP
ブロック暗号は、大量のデータを暗号化するために用いられる暗号です。大量のデータをブロック(アルゴリズムによってサイズが決まっている)に分割します。
本来、ブロック暗号はデータの機密性を保護するために使用されますが、異なる動作モードを使用することにより、データの機密性を保護することができます。ブロック暗号をストリーム暗号に変換したり(CTR、XTSモード)、データの真正性を保護する(CMAC、GMACモード)ことが可能です。また、データの真正性と秘匿性を両立させることも可能です(CCM、GCMモード)。
Secure-ICのポートフォリオには、以下のブロック暗号が含まれています
- AES
- AES/SM4-GCM
- AES/SM4-XTS
- SM4
- DES/TDES
- RC4
- Kasumi
データ暗号化のためのBlock Cipher IPは、次のような機能を備えています。
- 対応するモード: ECB/CBC/CFB/OFB/CTR/CMAC/CCM/GCM/GMAC/XTS
- 複数のブロック暗号を同じモードのオーバーレイで組み合わせることが可能
- サイドチャネル攻撃への対策(オプション)
- スループットと面積のチューニングが可能
- AMBA(APB、AHB、AXI)インタフェース